コラム
介護業界で月収30万以上の収入を得る方法
「介護職」と聞くと、皆さんはどのようなことをイメージしますか?
きっと多くの方が
「介護職はハードな業務に関わらず低収入」
という印象を持っているかと思います。
確かに多くの事業所や施設でも人員不足に悩まされ、
他の職種に比べると収入が低いと言われています。
しかし、本当に稼げない仕事なのか?と問われると、
実はそんなことはありません。
介護職で月収30万を稼ぐ方も多く、
中には年収600万を稼ぐ方もいるのです!
介護業界の仕組みを知ることで、
どんな方でも介護業界で高収入を得ることができます。
今回は、介護業界で月収30万以上の収入を得る方法を解説していきます。
介護業界の平均月収
まず、介護業界の平均月収について見ていきましょう。
上記のデータを見ると、
2015年より2018年は1万850円増えていることがわかります。
これは介護職員処遇改善加算を導入した施設が増えたことにより、
職員への給料が上がったためです。
介護職員処遇改善加算とは、介護を利用する利用者が増加する一方で、
介護職員の低収入・人材不足が問題視されていたために
厚生労働省が定めた制度です。
介護職員処遇改善加算が導入されることで、
介護職員の給料UP・人材確保に繋がった事業所や施設が増えましたが、
介護職員処遇改善加算を導入するにはいくつかの条件を満たさないと取得できないため、まだ導入できていない介護事業所も少なくありません。
本当に稼げるの?と思われるかもしれませんが、以前よりも政府が介護職員全体への賃金底上げを前向きに取り組んでいるので、今後は処遇改善が行われる可能性が高く、導入する事業所が増えてくると予想されています。
また、介護職員処遇改善加算だけでなく、最近は人材確保のために
積極的に給料を引き上げする事業所が増えていることも事実です。
それまで待てないと思うのが正直なところですよね…!
今すぐ介護職で30万円を稼ぎたい!
将来的に介護職で確実に高収入を得る方法を、
次項より具体的にご紹介していきたいと思います!
介護職で高収入を得る方法
介護職で高収入を得る方法① 夜勤専属
正社員・アルバイトに関わらず、
夜勤専属で働くことが一番稼ぎやすいと言われています。
施設によっても異なりますが、多くの施設では夜勤手当がつきます。
正社員だと日給+夜勤手当、アルバイトだと時給+夜勤手当がつくので、
少ない日数の中で稼ぐことも可能ですし、
頑張った分だけ給料が高くなることが夜勤専属の魅力でしょう。
どの職業でも高収入が得やすい夜間勤務ですが、
介護職も引けを取らず稼ぐことが可能です!
ガッツリ稼ぎたい方にはピッタリの働き方ですね。
介護職で高収入を得る方法② 派遣社員
介護業界では派遣社員の求人も多く、
その多くが高時給であることも特徴です。
ちょっと怪しい…と感じる方もいるかもしれませんが、
給料が高い理由として人件費コスト削減があげられます。
直接雇用の正社員よりも人件費がかからないため、
事業者側に好都合なことが多いとされています。
また、慢性的な人材不足から派遣会社に依頼することで、
・いち早く人材の確保が出来る
・経験者なら即戦力になる
などの理由もあります。
高収入を得ながら介護職に就きたい方にとって、
派遣社員は非常にオススメの働き方でしょう。
スキルやヤル気次第では直接雇用してくれる事業所も多いので、
正社員へのチャンスも広がります。
介護職で高収入を得る方法③ 数社をかけもち
登録ヘルパーは他の介護職よりも時給が高いケースが多く、
特に身体介護や夜間介護は更に高時給とされています。
2、3社をかけもちしている登録ヘルパーは意外と多く、
常勤のようにフルで働く方は
正社員よりも稼いでいるなんてことも珍しくはありません。
時間が空いたら仕事を入れるなど、
効率よくシフトを組み、高収入を得ることが可能!
訪問介護に限らず高時給の介護職をWワークすることで、
安定した収入を目指すことができます。
介護職でも高収入を得る方法④ 介護福祉士として働く
ここから先は、資格がある経験者の方に向けた内容となります。
冒頭でもご紹介した介護職員処遇改善加算の条件のひとつとして、
介護福祉士として勤続10年以上があげられ、
導入された事業所の介護福祉士の方は給料が上がったとされています。
介護福祉士の受験資格は3年以上の実務経験が必須となるため、
まだ取得されていない方は少し先の話になってしまいますが、
介護福祉士は取得しておいて損はない資格です。
介護福祉士の最大のメリットは資格手当がもらえることです!
ヘルパー二級や初任者研修修了者と比較しても、
数万円以上の差がある事業所も多く、
それだけ介護福祉士の需要が高いとされています。
資格を取得することにより給料UPが期待できるだけでなく、
キャリアアップを目指すことが可能です。
数年前よりも待遇改善されている事業所が増えているので、
介護福祉士取得者の方は、
前向きに介護職への復帰を検討していただけたらと思います。
介護職でも高収入を得る方法⑤ ケアマネージャーとして働く
ケアマネージャー(生活支援相談員)は、介護職の中でも人気がある職種です。
その人気の理由は、
介護業界の中でもトップクラスの収入の高さでであること。
多くの方が資格取得を目指されています。
上記のデータを見てみると、介護職員の次にケアマネージャーの収入が高く、毎年給料が上がっていることがわかります。
ケアマネージャーは正社員だけでなくパートやアルバイトで働くことも可能です。非常勤においても日給・時給共に高く、他の業種よりも高い傾向にあります。
介護サービスを受ける上で必要不可欠なケアマネージャーの存在、
要介護・要支援を必要とする利用者が増える一方で、
ケアマネージャーの人員不足も問題視されているのが現状です。
ケアマネージャーは実務経験を5年積むことで、受験資格を得られます。
介護業界では難関とも言われるほどの合格率の低さですが、
受かれば仕事の幅が広がり確実に高収入を得ることができる職種です。
最近では資格取得に向けた通信講座や予備校も充実しているので、
キャリアアップに向けてチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
介護職でも高収入を得る方法⑥ 経験を考慮してくれる職場を選ぶこと
介護業界の求人では様々な待遇や職場環境があります。
特に経験者の方は即戦力となり重宝されるので、
能力や前職の給与を考慮する事業所も少なくありません。
あらかじめ希望とする待遇を考えて求人を選ぶことで、
高収入を得る選択肢が広がることでしょう。
また、勤続年数が長く資格がなくても、
スキルや日頃の頑張りを評価して給与UPしてくれる事業所も実は多いのです。
評価制度がある会社は働く側にとっても非常にモチベーションに繋がるので、
キャリアアップの相談ができる職場を選ぶことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
給与が低いとされている介護業界ですが、働き方を変えてみることで
未経験の方でも介護職で月収30万を目指すことは可能です!
資格を持っている方も待遇改善がされている今だからこそ、
復帰をされることで今まで以上の給与が期待でき、
更に活躍の場が広がることでしょう。
これから介護職で働く方、転職や復帰を考えている方にとって、
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。