コラム

介護業界の自己PR(志望動機)の書き方

介護職に関わらず仕事に就こうと思い、
いざ履歴書を書く準備をしてみると
「自己PR(志望動機)の書き方がわからない」
と感じる方も多いのではないでしょうか?

特に介護職が初めての方や転職経験が多い方など
「面接官にどう思われるか心配…」という方も珍しくありません。

難しいと思われている自己PRですが、
ちょっとしたポイントとコツを押さえれば
《どんな方でも好印象に見られる》履歴書を作ることができます!!

今回は《採用したくなるような自己PRの書き方》について
ご紹介させていただきます!

介護職で求められる人材とは?

高齢化社会を迎え、介護職のニーズは本当に高く、
多くの介護職の現場では経験問わず積極的に求人募集が行われています。

介護職でも様々な業種がありますが、
どの現場でも《必ず求められている人材》について書いていきたいと思います。


①コミュニケーション能力

相手に話しかけることをコミュニケーションと思いがちですが、
それでは一方的になってしまうだけでコミュニケーションは成立しません。

介護職で求められているコミュニケーションとは《傾聴・洞察力・共感力》です。

・利用者様の立場になって行動すること
・利用者様の波長に合わせて、しっかり話を聞いているという姿勢を見せること
・利用者様の小さな変化に気づけること

最初は上手くできなくても利用者様を理解したいという気持ちがあれば、
必ず相手に気持ちは伝わりますし、
働くうちに少しずつ習得できることなので前向きに取り組む意欲が大切です。


②協調性

介護職はひとりで仕事をするわけではなく、
チームで利用者様をサポートしていく仕事です。

どの職員が行っても同じサービスを提供することが大切なので、
職員同士が良い関係を築き、
仕事に関わるどんなことも共有・連携できるように、
一人ひとりの協調性の高さが求められます。


③熱意や意欲

豊富な経験がある方は即戦力になるので、
是が非でも会社に欲しい即戦力でしょう!

しかし、どんなにスキルがある方でも意欲のない方は困ってしまうものです…。

採用される条件で重要視されるのは「熱意・やる気」。
経験値や資格以上に「人柄」を大切にされている会社が多いのも
介護職の特徴かもしれません。

誰しも未経験の状態でお仕事をスタートされています。

介護職の経験がなくても、
働く熱意とヤル気があれば
「うちで働いてほしい!」と感じる会社は非常に多いです!

自己PR(志望動機)のポイント

「働きたい意欲はあるのに上手く文章がまとめられない」
と考えてしまう方が多いような気がします。


自己PRを書く時は《結論・理由・実例(エピソード)》
を意識した内容を作ることが《面接官を惹きつける》ポイントとなります。


【1】 なぜここの会社に応募したのか?

数ある会社の中で「なぜこの会社を選び入社したい」と思ったのか
具体的に書くことが重要です。

そして「他の会社との違い」を事前に調べること、
しっかり把握して明確に伝えましょう。

(具体例)

①大規模な特養とは違い、
少人数制ならではの利用者様への手厚いサポートや
寄り添える介護に魅力を感じたため。

②見学にお伺いした時、職員の方々も利用者様も笑顔が多く、
利用者様を大切にされている
温かい家庭のような雰囲気が伝わってきて感動した。

③職員の研修制度が充実していて、
未経験の私でも安心して働ける環境だと思った。

このように他社とは違う具体例を盛り込むことは、
面接官からの評価および採用への確率が上がりやすくなるでしょう。

「絶対にこの会社で働きたい!」
そんな熱意ある強い思いを具体例と共に言葉で表すことは、
面接官の中で《印象に残る自己PR》になります。

志望動機は人それぞれですが、
面接官の心を動かす一番のポイントは《働く意欲=覚悟》

これが伝わることで
「うちの会社で働いてほしい」と採用にいたることも大変多いです。


【2】 なぜ介護職を志したのか?

介護職は慢性的な人手不足に悩んでいる現場も多く、
常に多くの求人が溢れていますが、
そんな中で「なぜ介護職を選んだのか?」
これは面接官が特に知りたい内容のひとつです。

特に未経験の方は、必ずと言ってもいいぐらい面接でも聞かれる質問です。

どうして介護職で働きたいと思ったのか、
具体的なエピソードを書くといいでしょう。

(具体例)未経験者の方

①親族の介護を通じて携わって下さった
介護職員の方々のホスピタリティの高さに感銘を受けたため。

②小さいころから人と関わることが好きで、
誰かの役に立つことをやりがいに感じていたため。

③介護職のニーズの高さに将来性を感じて、
イチから勉強してキャリアアップしていきたいと思ったから。

このようなエピソードを盛り込むことでより説得力が得られるでしょう。


【3】 自分の強みやスキルをアピールする

面接官が重要視しているポイントのひとつに
《自分の強みやスキル》があげられます。

(例)未経験の方

・長年スポーツをやっており我慢強い性格、体力には自信がある。

・家族の介護をした経験があり、更なる介護の知識を深めたい。

・親族や友人が介護職員で介護職へのやりがいを聞き、魅力を感じていた。

・前職は営業・接客業だったので、
円滑なコミュニケーションを図ることが出来る。

・子育ての経験(イレギュラーなことへの対処能力など)を介護職に活かしたい。

・祖父母と生活していた期間が長く、お年寄りが好き。


(例)経験者の方

・特養や有料老人ホームで、10年勤務した経験を活かしたい。

・前職の訪問介護ではサービス提供責任者としてモニタリングやシフト作成、
スタッフ指導など幅広い業務を行っていた。

・医療職やリハビリ職の方との連携業務が多い老健なら、
多角的に利用者様のケアにあたれると思い、
自身のスキルアップに繋がると感じたため応募した。


【4】 採用されたらどんなことで貢献できるかを伝える

もし採用されたら
「どんなことで貢献できるのか」をしっかりと伝えることが大切です。

これまでのスキルや経験談を伝えることにより、
面接官に「長く働く意思があること」を印象付けられる可能性が高まります。

「働きながら資格を取得したい」などの言葉があると、
意欲があると評価して下さることも多いので、
今後の具体的なキャリアプランについて伝えることは大変効果的です。

介護職の自己PR(志望動機)に使えるワード

・貢献
・粘り強い
・協調性
・観察力
・やり遂げる(やり抜く)
・コミュニケーション能力
・責任感
・体力
・柔軟性
・即戦力
・判断力
・自分の強み
・チャレンジ
・向上心
・信頼関係
・継続力
・思いやり
・臨機応変
・笑顔
・対話力
・目配り
・気配り
・尊重

まとめ

自己PR(志望動機)は自分をアピールする絶好のチャンス、
《自分を採用したらどんなメリットがあるか》
これを伝えることが大切なので、
少し大袈裟なぐらいでも心配することはありません!

この記事を読んで、安心して転職活動の準備ができるよう応援しております!

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